商品の情報
発売日
2025年11月26日
ジャンル
CLASSICAL
フォーマット
SACD Hybrid
構成数
2
製造国
国内盤
レーベル
TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE SA-CD COLLECTION
SKU
4988031791103
規格品番
PROC-2450
商品の紹介
ふたりの協力関係の頂点は、1912年6月8日、パリ・シャトレ座におけるバレエ《ダフニスとクロエ》の初演でした。1911年、モントゥーはストラヴィンスキーの信頼を得てロシア・バレエ団の指揮者に抜擢され、《ペトルーシュカ》の初演を指揮しました。これが好評を博したため、モントゥーは翌シーズンからロシア・バレエ団の首席指揮者となり、1912年の《ダフニスとクロエ》の初演の指揮をとりました。
ラヴェルとモントゥーの協力関係はその後も続き、1924年10月19日にはアムステルダムのコンセルトヘボウで《ツィガーヌ》の管弦楽版を初演(ソロはサミュエル・ドゥシュキン)し、1931年2月26日のパリ、サル・プレイエルでのパリ交響楽団「モーリス・ラヴェル・フェスティヴァル」ではラヴェルと分担で彼の作品を指揮、後半では《ダフニスとクロエ》全曲を披露しました。ラヴェルが1937年に脳疾患のため亡くなった後は、欧米でラヴェルの音楽を積極的に演奏し紹介に努め、戦前からレコード録音も行っていました。1950年代中頃にステレオ録音が実用化されると、ラヴェルのオーケストレーションの妙を忠実に捉えることができるようになり、英DECCAのプロデューサー、ジョン・カルショーは、かねて実現したいと考えていた初演者モントゥーによる《ダフニスとクロエ》全曲のステレオ録音を立案し、モントゥーがロンドンかウィーンのオーケストラを希望したことから、1959年に録音が実現しました。この演奏はバレエの舞台が思い浮かぶほど雰囲気豊かで詩情にあふれ、同時に生命力に満ちたリズムとシンフォニックな迫力も素晴らしく、この作品を語る上で欠くことのできない名盤として永遠の生命を誇っています。
1961年録音の《スペイン狂詩曲》と《なき王女のためのパヴァーヌ》のプロデューサーは、大指揮者ハンス・シュミット=イッセルシュテットの子息、エリック・スミスでした。スミスもカルショー同様にモントゥーを敬愛し、夏季休暇にはモントゥーから指揮法を授けられるなど、親密な関係にありました。モントゥーはこの時、86歳でしたが、ロンドン交響楽団との長年の良好な関係から、25年間の更新オプション付き契約で首席指揮者に任命されました。これは首席指揮者就任後の最初の録音にあたります。
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タワーレコード(2025/10/31)
1964年2月22日から26日にかけて、PHILIPSレーベルに録音された《ボレロ》《ラ・ヴァルス》《マ・メール・ロワ》の3曲は、結果的にモントゥーの最後の録音となったものです。《ボレロ》の演奏は、冒頭から弱すぎないピアニッシモとゆったりしたテンポが、現代の演奏解釈とは大きく異なり、作曲当時(1928年)の時代精神を今に伝えるものとなっています。本録音のプロデューサーは、指揮者であり音楽学者としても知られるヴィットリオ・ネグリでした。カルショーやスミスと同様に、ラヴェルと親交のあったモントゥーによる「同時代人としての演奏」を後世に遺そうとする使命感に駆られて臨んだ仕事だったのかも知れません。
今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、新規で高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。制作するにあたり、英国のClassic Sound社でかつてのDECCAのエンジニアの手によって、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上でダイレクトにDSD変換を行い、このシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。今回のリリースでは新規の序文解説を掲載しました。また、解説書内には他のオリジナル・ジャケット・デザインもカラーで収録されています。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第41弾は、計3タイトルを発売いたします。
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タワーレコード(2025/10/31)
<<ラヴェル&モントゥー生誕150年記念企画>>
晩年のモントゥー&LSOがDECCA(DISC1)とPHILIPS(DISC2)に遺した重要なラヴェル録音!モントゥーが初演者である「ダフニスとクロエ」は世界初SA-CD化。今回の発売のために本国のアナログ・マスターテープより最新復刻。優秀録音盤
「ダフニスとクロエ」の初演者であるモントゥーがジョン・カルショーの発案に応じて1959年にロンドン交響楽団と録音を行った記念碑的演奏が初SA-CD化!その後、1961年に収録された「スペイン狂詩曲」と「亡き王女のためのパヴァーヌ」を加えたDECCA音源3曲をDISC1に、そして結果としてモントゥー最後のセッション録音となった1964年2月収録のPHILIPSへの3曲をDISC2に配置し、モントゥー最晩年のラヴェル:管弦楽録音集を、両者同じく生誕150年となる2025年に最新復刻盤としてリリースします。ラヴェルとモントゥー、両者の強い結びつきによる歴史的録音を、新規で本国のアナログ・マスターテープよりDSD化された高音質でお楽しみいただけます。
これらは同じ1875年に生を享け、フランスを代表する作曲家と指揮者として盟友関係にあったモーリス・ラヴェルとピエール・モントゥーの輝かしい成果を、最優秀のアナログ・ステレオ録音で収めた"世界遺産級"の名盤です。ラヴェルのようにオーケストレーションの極致を追求し、複雑なリズムと繊細な音のバランスを備えた作品には、オーケストラを内側から理解し、その意図を具現化できる指揮者が不可欠でした。その意味で、パリ音楽院でヴァイオリンとヴィオラを学び、オーケストラや弦楽四重奏団のヴィオラ奏者として約20年のキャリアを積み、内側から楽曲の構造を掴んだ上で指揮者となったモントゥーは、ラヴェルにとって作品紹介の最高の担い手でした。
公式記録の中で、ラヴェルとモントゥーの芸術上の最初の交流は1908年1月11日、パリのサル・エラールでラヴェル臨席のもと、ジェローソ四重奏団のヴィオラ奏者として《弦楽四重奏曲》を演奏したときに始まります。翌1909年にラヴェルが「国民音楽協会」を脱会して「独立音楽協会」を立ち上げた際には、1910年4月20日の第1回演奏会でジェローソ四重奏団の一員としてカプレの七重奏曲を演奏し、1911年3月21日の同協会演奏会ではフローラン・シュミットのピアノ五重奏曲にヴィオラ奏者として参加するなど、ラヴェルへの賛意を旗幟鮮明に示しました。
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タワーレコード(2025/10/31)