商品の情報
発売日
2026年09月04日
ジャンル
CLASSICAL
フォーマット
CD
構成数
20
製造国
輸入盤
レーベル
Warner Classics
SKU
5021732408907
規格品番
2173240890
商品の紹介
ベルリンの中流階級のユダヤ人の家庭にブルーノ・シュレジンガーとして生まれた彼は、幼少期から計り知れない才能を発揮し、8歳でシュテルン音楽院に入学した。1894年、ハンブルク歌劇場でグスタフ・マーラーの助手となる。この関係が、彼の芸術人生を決定づける大黒柱となった。19世紀のドイツで一般的だった反ユダヤ主義的な障害を避けるため、ブレスラウ歌劇場の総監督の勧めに従い、舞台名として「ワルター」(後に法的な姓となる)を名乗るようになった。
1913年から1922年までミュンヘンの総音楽監督(GMD)を務め、同市の音楽的名声を大いに高めるとともに、モーツァルトやワーグナーの作品を精力的に紹介した。1906年、指揮をする右腕が心因性の麻痺に襲われたワルターは、ジークムント・フロイトの治療を受けた。フロイトはシチリア島への旅行を処方し、「痛みに負けずに指揮をしなさい!」と告げたことで有名である。この治療は効果を奏し、ワルターの自信と身体の健康は回復した。
マーラーの没後、ワルターは『大地の歌』(1911年)と交響曲第9番(1912年)の世界初演を指揮し、マーラーの遺産の筆頭継承者となった。また、ザルツブルク音楽祭の中心人物として活躍し、1929年から1933年にかけてはヴィルヘルム・フルトヴェングラーの後を継いでライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を率いた。1933年にナチスが政権を握ると、ワルターは演奏会のキャンセルを余儀なくされてドイツを脱出し、最終的にオーストリア、次いでフランスへと移り住んだ。1938年のアンシュルス(オーストリア併合)の後、彼はヨーロッパを完全に離れ、翌年アメリカ合衆国へ移住。そこで市民権を取得し、アメリカの音楽界になくてはならない存在となった。晩年には、彼の解釈をステレオ録音で残すために特別に編成されたコロンビア交響楽団と膨大な録音を行った(※これらはソニーが原盤管理しているため、ここには含まれていない)。
音楽における「ヒューマニズム(人間味)」で知られた彼のスタイルは、厳格でメトロノームのような正確さよりも、温かみ、ルバート、そして感情の深みを重んじるものだった。
1962年、カリフォルニア州ビバリーヒルズにて逝去。
(2/3)
発売・販売元 提供資料(2026/06/15)
生誕150周年。巨匠ブルーノ・ワルター初期の全貌が、極めて状態の良い盤を使用し、最新の緻密な修復で甦る!貴重な未発表テイクも初収録した、ファン垂涎の至高のコンプリート・ボックス。
2026年9月15日、20世紀で最も影響力のある指揮者の一人、ブルーノ・ワルター(1876-1962)の生誕150周年を迎えます。
このコンプリート・ボックスセットは、彼がHMVとコロンビア・グラフォフォン(英国コロンビア)に残した録音をすべて網羅しています。1924年から1939年にかけるSPレコード時代の録音に加え、キャスリーン・フェリアを迎えた1949年の歴史的名盤、マーラーの『亡き子をしのぶ歌』の磁気テープ録音も収録。さらに、これまで未発表だった2つのテイクが今回初めて陽の目を浴びます。
今回のリマスターにおいては、オリジナルの金属原盤からプレスされた最上のテスト盤や、新品同様の状態に近い極めて状態の良い市販盤など、新たに入手可能なものも含め最高の音源をすべて厳選しました。高解像度でのデジタル化を経て、アヌシーの「Art & Son Studio」により現代の最も厳格な基準に則った緻密な修復が行われ、至高のリスニング体験をお届けします。本コレクションによって、ブルーノ・ワルターの芸術性と天才的な才能に、ついに本来の、そしてより正確な光が当てられることになるのです。
「私は、音楽の世界において、どれほど多くの美、どれほど多くの偉大さ、そしてどれほど多くの神聖なものが私たちに与えられているかを体感することを許されてきました。私の人生は、音楽という、長く深いひと呼吸だったのです」 --ブルーノ・ワルター
(1/3)
発売・販売元 提供資料(2026/06/15)
リマスターについてのテクニカル・ノート
当商品は、SP盤を再生した音(ノイズや蓄音機の響き)をそのまま収録した一般的な復刻盤とは異なります。貴重なオリジナル・マスター(原盤)に刻まれた、演奏当時の生々しい音源そのものを極限まで引き出すことに特化しました。当時の演奏者が目の前にいるかのような、生音に近い臨場感を再現したものです。
今回のリマスターにおいて最高の音を再現するため、「厳格な音源の来歴管理」「高解像度デジタル・レストレーション」「精密なピッチ校正」という3つの独立したフェーズによって定義されています。
1. 音源素材の選定
最終マスターの整合性は、生音源の品質に依存します。信号損失とノイズの干渉を最小限に抑えるため、多角的な選定を採用しました。
主要音源:オリジナルのメタル原盤から直接プレスされた極めて状態の良いテスト盤が現存するものは、それを最優先に使用。(使用音源は、各紙ジャケット(ウォレット)のトラック表にアスタリスク(*)印を記載)
補完音源: 網羅性を担保するため、フランス、イギリス、およびアメリカ盤の新品同様に近い市販盤を厳選。
2. ハイディフィニション・レストレーション(高精細修復)
高解像度仕様でのデジタル化後、オーディオはアヌシーの「Art & Son Studio」による修復処理を受けました。このプロセスは厳格な現代の基準に準拠しており、最先端の信号処理技術を用いて以下の制御を行っています。
非線形アーティファクト(歪み)およびサーフェスノイズの除去。
(これまでのような高域をカットするノイズ・リダクションではなく、
最新のデジタル技術により針音のみを除去)
録音当時のオリジナルのダイナミックレンジと音色特性の維持。
コレクション全体における構造的な一貫性の確保。
3. ピッチ校正
厳密な標準化を行うことで、ピッチの正確性を維持しています。録音は A = 440-441Hzの標準基準に校正されました。ただし、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の録音については例外措置を適用し、A = 444-445Hzにチューニングしています。SPのマスターの録音状態や、当時の文献、当時のウィーン・フィル楽団員の証言、カラヤンやフルトヴェングラーの証言などから、この調整は、同楽団の特徴である歴史的な演奏チューニングとしており、再生時の音が当時の芸術的意図に忠実であり続けるために不可欠なものでした。
(3/3)
発売・販売元 提供資料(2026/06/15)